Clash

オリジナル・パンクの中でも最もポピュラーな人気を得たのがこのクラッシュだが、チャート上では意外にもトップ10ヒットが1枚もない(解散後、CMに起用された「ステイ・オア・ゴー」のみがNo.1ヒット)。

79年に2枚組アルバム「ロンドン・コーリング」を大ヒットさせた彼らは、翌80年に今度は3枚組の大作「サンディニスタ」を発表。さすがに不況下にあえぐ当時のイギリスではセールスが今ひとつの結果に終わった。

82年、アメリカのマーケットに挑戦した「コンバット・ロック」は、シングル「ロック・ザ・カスバ」ともどもその目論見通り大ヒットを英米で記録する。しかしバンド内部はトッパー・ヒードン(ds)がドラッグ中毒で脱退、さらに83年には中心人物の一人、ミック・ジョーンズ(g,vo)も解雇されるなど、混迷を極める。ミック・ジョーンズはその後ビッグ・オーディオ・ダイナマイトを結成、そこそこの成功を収める。

Combat Rock

Combat Rock

解散も噂される中、85年に「カット・ザ・クラップ」を発表するが、MTV全盛の時代背景もありセールスは不調、内容的にも失敗作とされ、86年に解散。

解散後、ポール・シムノン(b)はハバナ3AMを結成、ジョー・ストラマー(g,vo)はソロ活動後、メスカレロスに参加するが、ともに成功を収めるまでに至っていない。ストラマーは02年に心臓発作で逝去。


<シングル>
Bankrobber (80,No.12)
The call up (80,No,40)
Hitsville UK (81,No.56)
The magnificent seven (81,No.34)
This is radio clash (81,No.47)
Know your rights (82,No.43)
Rock the Casbah (82,No.30)
Should I stay or should I go / Straight to hell (82,No.17)
This is England (85,No.24)
I fought the law (88,No.29)
London calling (Re-issue) (88,No.46)


<アルバム>
Sandinista (80,No.19)
Combat rock (82,No.2)
Cut the clap (85,No.16)
The story of the Clash (88,No.7)


<公式サイト>
http://www.theclashonline.com/