Cutting Crew

84年、イギリス・サセックス出身のニック・ヴァン・イード(vo,g)がカナダで活動中にケヴィン・マクマイケル(g)と知り合い、85年にともにロンドンで活動を開始。その後2人のメンバーを入れてカッティング・クルーとして活動を始めた。

1度もギグを行わないまま、ヴァージン参加のサイレンと契約、シングル「愛に抱かれた夜」をいきなり4位に送り込んだ。その後は大ヒットには恵まれなかったが、むしろアメリカではイギリス以上に受け入れられ、前述「愛に抱かれた夜」は全米1位を記録。続く「アイヴ・ビーン・イン・ラヴ・ビフォア」も9位、アルバム「ブロードキャスト」も16位とヒットした。

Broadcast

Broadcast

続くアルバム「スキャッタリング」からは「ワン・フォー・ザ・モッキンバード」を全米38位に入れるなど、イギリスを超えるセールスを記録した。

バンドはサード「Compus Mentus」を92年に発表後、解散した。音楽的にはMr.ミスターなどのアメリカン・ロックの要素と繊細な欧州系メロディーが混在した感じで、ゆえに広い支持を得たともいえる。メンバーもバンド開始以前は様々なセッションに参加しており、確かな演奏力を持っていた。


<シングル>
(I Just) Died In Your Arms (No.4,86)
I've Been In Love Before (No.31,86)
One For The Mockingbird (No.52,87)
I've Been In Love Before (Remix)(No.24,87)
(Between A) Rock And A Hard Place (No.89,66)


<アルバム>
Broadcast (No.41,86)