Adam & The Ants / Adam Ant

77年に結成。79年の1stアルバムではパンキッシュなロックを指向するがヒットに恵まれなかった。
そこで登場するのがセックス・ピストルズのマネジャーで知られるマルコム・マクラレン。彼は海賊ルックとエスニック・リズム（ドカドカしたドラムビートが特徴）を彼らに提案。それからは大ブレイク。
セカンド「アダムの王国」は81年の全英年間チャート1位を記録する。

Kings of the Wild Frontier

ところがマクラレンがバウ・ワウ・ワウ結成のためにメンバーを引き抜く危機を迎えた。後のアントのソングライティング・パートナーとなるマルコ・ピローニ（g）の協力を得てサード「プリンス・チャーミング」を大ヒットさせ、危機を乗り越えたようにみえたが結局解散、アントはソロに。

ソロでもシングル「グッディー・トゥー・シューズ」、アルバム「フレンド・オア・フォー」をイギリスのみならずアメリカでもヒットさせるが、徐々にシーンからは後退。

Friend Or Foe

とはいうものの、エルヴィス・プレスリーを80年代に復活させたような独特のロカビリー／カントリー＆ウエスタン感覚とアダム＆ジ・アンツ時代のキッチュなセンスを結びつけた個性は貴重。

90年以降もシングル「ルーム・アット・ザ・トップ」を英米でヒットさせた。アルバムも2枚発表している。

＜シングル＞
Kings of the wild frontier (80,No.48/Re-entry in 81,No.2)
Dog eat dog (80,No.4)
Antmusic (80,No.2)
Young Parisians (80,No.9)
Cartrouble (81,No.33)
Zerox (81,No.45)
Stand and deliver (81,No.1)
Prince Charming (81,No.1)
Ant rap (81,No.3)
Deutscher girls (82,No.13)
（以降はソロ）
Goody two shoes (82,No.1)
Friend or foe (82,No.9)
Desparate but serious (82,No.33)
Puss'n shoes (83,No.5)
Strip (83,No.41)
Apollo 9 (84,No.13)
Vive le rock (85,No.50)

＜アルバム＞
Kings of the wild frontier (80,No.1)
Dirk wears white sox (81,No.16)
Prince charming (81,No.2)
（以降はソロ）
Friend of foe (82,No.5)
Strip (83,No.20)
Vive le rock (85,No.42)

＜公式サイト＞
http://www.adam-ant.net/