Phil Collins

ジェネシスの一員であり、平行してソロを大成功させ、プロデューサーとしても活躍するなど、間違いなく80年代を代表するアーティストの一人であるのがフィル・コリンズ

81年にシングル「夜の囁き」、アルバム「フェイス・ヴァリュー」でソロ活動を開始、英米ともに大ヒットを記録する。82年にはシュープリームスのカバー「恋はあせらず」で英1位、米10位を記録。

80年代の快進撃が始まるのは84年、映画「カリブの熱い夜」からのシングル「見つめて欲しい」の大ヒットから。特にアメリカではこのシングルから13作連続トップ10入りを記録している。85年のアルバム「ノー・ジャケット・リクワイアド」はそのダメ押しともいえるヒット作で、長期間英米ともにランクイン。

No Jacket Required

No Jacket Required

その後も映画がらみのヒットシングルを80年代末まで連発、85年のライヴ・エイドではその人気からか、英米両方のステージに登場、スティング、エリック・クラプトンレッド・ツェッペリンらのステージに共演。プロデュース作としてジョン・マーティン、元アバのフリーダ、アダム・アント、フィリップ・ベイリーエリック・クラプトンなどの作品を手がけている。セッション参加作は数知れず、しかも本業ジェネシスでも大ヒットを記録するなど、ワーカホリックともいえる精力的な活動を続けた。

90年代以降、フィーバー的な人気は下降し、ジェネシスも脱退、不発に終わった2002年のアルバム「テスティファイ」録音前に難聴になるなどのトラブルにも見舞われたが、クォリティの高い作品群と安定したパフォーマンス、エンターテイメント性あふれるフィルのキャラクターは、基本的に80年代から変わっていない。


<シングル>
In the air tonight (81,No.2)
I missed again (81,No.14)
If leaving me is easy (81,No.17)
Thru' these walls (82,No.56)
You can't hurry love (82,No.1)
Don't let him steal your heart away (83,No.45)
Against all odds (Take a look at me now) (84,No.2)
Sussudio (85,No.12)
Easy lover (85,No.1)*1
One more night (85,No.4)
Take me home (85,No.19)
Separate lives (85,No.4)*2
In the air tonight (Re-mix) (88,No.4)
A groovy kind of love (88,No.1)
Two hearts (88,No.6)
Another day in paradise (89,No.2)

*1 Philip Bailey duet with Phil Collins
*2 Phil Collins and Marilyn Martin

<アルバム>
Face value (81,No.1)
Hello I must be going (82,No.2)
No jacket required (85,No.1)
...But seriously (89,No.1)


<公式サイト>
http://www.philcollins.co.uk/