Cult
ポジティヴ・パンクのシーンから登場したサザン・デス・カルトが、デス・カルト、カルトと改名後、徐々に知名度を上げていく。
87年の「エレクトリック」では、当時デフ・ジャムでも活躍していたリック・ルービンがプロデュースし、アメリカでもヒットを記録する。
さらに89年の「ソニック・テンプル」は大ヒットし、初期のツェッペリン、ドアーズの影響下にあったサウンドはまったく変化し、アメリカン・ハード・ロックに通じるものに。
- アーティスト: Cult
- 出版社/メーカー: Beggars UK - Ada
- 発売日: 2007/05/21
- メディア: CD
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<シングル>
Resurrection Joe (No.74,84)
She sells sactuary (No.15,85)
Rain (No.17,85)
Revolution (No.30,85)
Love removal machine (No.18,87)
Lil' devil (No.11,87)
Wild flower (No.24,87)
Fire woman (No.15,89)
Edie (Ciao baby) (No.32,89)
Sun King / Edie (Ciao baby) (No.39,89)
<アルバム>
Southern death cult (No.43,83)
Dreamtime (No.21,84)
Love (No.4,85)
Electric (No.4,87)
Sonic Temple (No.3,89)
Elvis Costello
77年にスティッフよりデビュー。「マイ・エイム・イズ・トゥルー」、「ディス・イヤーズ・モデル」、「アームド・フォーセズ」とパンクの枠を超えた音楽性を拡大し、ヒット作を連発。80年代以降もその勢いを持続させるが、81年の5thアルバム「トラスト」あたりから曲が書けなくなり、同年にカントリー・バラードを集めた問題作「オールモスト・ブルー」でリハビリ的活動を行う。
82年「インペリアル・ベッドルーム」以降は、評論家受けはいいがセールスが地味に終わる悪循環に。それでも83年「パンチ・ザ・クロック」ではクライヴ・ランガー&アラン・ウィンスタンレーと組んで、アメリカでもシングルをヒットさせる。同路線の84年「グッバイ・クルエル・ワールド」は、ダリル・ホールやスクリッティ・ポリッティのグリーンなどの共演が話題を呼ぶが、本人は気に入らない作品らしい。
その後はレコード会社や自身のバンド、アトラクションズともしっくりいかない時期もあったが、ワーナーに移籍後、ポール・マッカートニーとの共作が話題を呼んだ「スパイク」が大ヒット。
- アーティスト: Elvis Costello
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2002/03/14
- メディア: CD
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<シングル>
I can't stand up for falling down (80,No.4)
Hi fidelity (80,No.30)
New Amsterdam (80,No.36)
Clubland (80,No.60)
A good year for roses (81,No.6)
Sweet dreams (81,No.42)
I'm your toy (82,No.52)
You little fool (82,No.52)
Man out of time (82,No.58)
From head to toe (82,No.43)
Party party (82,No.48)
Pills and soap (83,No.16)
Everyday I write the book (83,No.28)
Let them all talk (83,No.59)
Peace in our time (84,No.48)
I wanna be loved / Turning the town red (84,No.25)
The only flame in town (84,No.71)
Green shirt (85,No.71)
Green shirt (Re-entry) (85,No.68)
Don't let me be misunderstood (86,No.33)
Tokyo storm warning (86,No.73)
Veronica (89,No.31)
Baby plays around (89,No.65)
<アルバム>
Get happy (80,No.2)
Trust (81,No.9)
Almost blue (81,No.7)
Imperial bedroom (82,No.6)
Punch the clock (83,No.3)
Goodbye cruel world (84,No.10)
The best of Elvis Costello - The man (85,No.25)
King of America (86,No.11)
Blood and chocolate (86,No.16)
Spike (89,No.5)
Girls girls girls (89,No.67)
<公式サイト>
http://www.elviscostello.com/
Julian Cope
イアン・マッカロク(エコー&ザ・バニーメン)、ピート・ワイリー(ワー!)とごく短期間クルーシャル・スリーというユニットを組んだ後、78年にリヴァプールでティアドロップ・エクスプローズを結成、2枚のアルバムを発表した後に解散。
その後ジュリアンはソロに転じ、シングル・アルバムともバンド時代と変わらぬ人気を保つ。中でも人気が高いのは87年のサード「セイント・ジュリアン」。
- アーティスト: Julian Cope
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1990/06/01
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90年代に入ると、キリスト教思想に基づく白人社会を嫌悪する姿勢を音楽性にも反映させ、メジャーシーンからは消えていったが、クィーン・エリザベスやブレイン・ドナーといった別プロジェクトと並行しながら音楽活動を続けている。
- ティアドロップ・エクスプローズ
<シングル>
When I dream (80,No.47)
Reward (81,No.6)
Treason (81,No.18)
Passionate friend (81,No.25)
Colour fly away (81,No.54)
Tiny children (82,No.44)
You disappear from view (83,No.41)
<アルバム>
Kilimanjaro (80,No.24)
Wilder (81,No.29)
- ソロ
<シングル>
Sunshine playroom (83,No.64)
The greatness and perfection of love (84,No.52)
World shut your mouth (86,No.19)
Trampolene (87,No.31)
Eve's volcano (87,No.41)
Charlotte Anne (88,No.35)
5 O'clock world (89,No.42)
China doll (89,No.53)
<アルバム>
World shut your mouth (84,No.40)
Fried (84,No.87)
Saint Julian (87,No.11)
My nation underground (88,No.42)
<公式サイト>
http://www.headheritage.co.uk/
Communards
ブロンスキ・ビートを脱退したジミ・ソマーヴィルとリチャード・コールズによるデュオ。コミュナーズのバンド名は、1870年に軍隊がプロシアへと遠征している間に自治活動をしたために虐殺されたパリ市民の名称から取ったらしい。
基本的にはブロンスキ・ビート時代同様のエレポップに、ピアノやチェロなどクラシカルな要素を加えたもの。テルマ・ヒューストンのカバー・シングル「ドント・リーヴ・ミー・ジス・ウェイ」や「さよならは言わないで」などヒットさせ、成功していたブロンスキ・ビートを脱退してもその実力を見せつけた。
- アーティスト: Communards
- 出版社/メーカー: London
- 発売日: 2000/06/26
- メディア: CD
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88年までにアルバム2枚を残して解散した。
<シングル>
You are my world (85,No.30)
Dischanted (86,No.29)
Don't leave me this way (86,No.1)*1
So cold the night (86,No.8)
You are my world ('87 Remix) (87,No.21)
Tomorrow (87,No.23)
Never can say goodbye (87,No.4)
For a friend (88,No.28)
There's more to love (88,No.20)
*1 Communards with Sarah Jane Morris
<アルバム>
Communards (86,No.7)
Red (87,No.4)
Colour Field
スペシャルズの後、ファン・ボーイ・スリーで成功を収めたテリー・ホールによる3つ目のバンド。84年に結成され、87年には解散した短命バンド。
- アーティスト: カラー・フィールド
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1999/12/22
- メディア: CD
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<シングル>
The colour field (84,No.43)
Take (84,No.70)
Thinking of you (85,No.12)
Castles in the air (85,No.51)
<アルバム>
Virgins and philistines (85,No.12)
Deception (87,No.95)
Phil Collins
ジェネシスの一員であり、平行してソロを大成功させ、プロデューサーとしても活躍するなど、間違いなく80年代を代表するアーティストの一人であるのがフィル・コリンズ。
81年にシングル「夜の囁き」、アルバム「フェイス・ヴァリュー」でソロ活動を開始、英米ともに大ヒットを記録する。82年にはシュープリームスのカバー「恋はあせらず」で英1位、米10位を記録。
80年代の快進撃が始まるのは84年、映画「カリブの熱い夜」からのシングル「見つめて欲しい」の大ヒットから。特にアメリカではこのシングルから13作連続トップ10入りを記録している。85年のアルバム「ノー・ジャケット・リクワイアド」はそのダメ押しともいえるヒット作で、長期間英米ともにランクイン。
- アーティスト: Phil Collins
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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90年代以降、フィーバー的な人気は下降し、ジェネシスも脱退、不発に終わった2002年のアルバム「テスティファイ」録音前に難聴になるなどのトラブルにも見舞われたが、クォリティの高い作品群と安定したパフォーマンス、エンターテイメント性あふれるフィルのキャラクターは、基本的に80年代から変わっていない。
<シングル>
In the air tonight (81,No.2)
I missed again (81,No.14)
If leaving me is easy (81,No.17)
Thru' these walls (82,No.56)
You can't hurry love (82,No.1)
Don't let him steal your heart away (83,No.45)
Against all odds (Take a look at me now) (84,No.2)
Sussudio (85,No.12)
Easy lover (85,No.1)*1
One more night (85,No.4)
Take me home (85,No.19)
Separate lives (85,No.4)*2
In the air tonight (Re-mix) (88,No.4)
A groovy kind of love (88,No.1)
Two hearts (88,No.6)
Another day in paradise (89,No.2)
*1 Philip Bailey duet with Phil Collins
*2 Phil Collins and Marilyn Martin
<アルバム>
Face value (81,No.1)
Hello I must be going (82,No.2)
No jacket required (85,No.1)
...But seriously (89,No.1)
<公式サイト>
http://www.philcollins.co.uk/
Lloyd Cole & The Commotions
グラスゴーでロイド・コールを中心に3人でバンドを結成、84年にデビュー。アズテック・カメラやオレンジ・ジュースといったポストカード系ネオアコと比較されたが、優れた詩作と独特のメロディ・ラインによるギター・サウンドは個性的で、いまだにイギリスでは人気も高い。
- アーティスト: Lloyd Cole
- 出版社/メーカー: Polygram UK
- 発売日: 1991/03/26
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<シングル>
Perfect skin (84,No.71)
Perfect skin (Re-entry) (84,No.26)
Forest fire (84,No.41)
Rattlesnakes (84,No.65)
Brand new friend (85,No.19)
Lost weekend (85,No.17)
Cut me down (86,No.38)
My bag (87,No.46)
Jennifer she said (88,No.31)
From the hip (88,No.59)
<アルバム>
Rattlesnakes (84,No.13)
Easy pieces (85,No.5)
Mainstream (87,No.9)
19841989(89,No.14)
<公式サイト>
http://www.lloydcole.com/